アメリカ主催の「野球世界一」を決める第1回ワールド・ベースボール・クラシックがこの年の3月に行われた。日本代表監督に福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督が就き,メンバーにはシアトルマリナーズのイチロー外野手,埼玉西武ライオンズの松坂大輔投手など国内外から選手が集まった。
予選リーグでは宿敵韓国に連敗し,アメリカ戦ではアメリカ人の球審が日本チームのタッチアップによる得点を誤審でアウト判定を下し敗れるなど,決勝トーナメント進出が一時絶望的になったが,メキシコの対アメリカ戦勝利により準決勝へ進んだ。そこで日本は,連勝で意気揚々と試合に臨んだ韓国を返り討ちにし,決勝キューバ戦にも勝利して世界一の栄冠に輝いた。
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